吹奏楽、一般団体の演奏会 music 2006年10月23日 吹奏楽の定期演奏会を見て来た。吹奏楽の演奏を聴く事自体が久々。午前の内に盛岡を出発し、北上西から高速道を経て秋田県湯沢市へ向かう。途中で時間に余裕があったので高速道を降りて下道を行く。初めて行く街ではあるものの、非常に歩き易い感覚があった。まだまだ時間に余裕があったので会場周辺をドライブした後、開場の頃に会場入り。まずはホールの独特な感じ。岩手県民会館にやや作りが似ている感じを受ける。少し年季の入った感じを受ける会館内には華やかに装飾がされていて、演奏会開催の意気込みが感じられるというもの。受付して、チケットを購入して、会場へ。入口前ロビーにも団員の活動写真が貼られていたりと楽しめる仕組み。当初お忍びという事で、道連れは前席になるのを気にしているものの、見えないのでは困るので、かなり前の席に着席。パンフレットも独特な作りで、ある意味「何が起こるのかわからない」雰囲気を漂わせてくれる。そして開演。まず驚いたのが、人数が多いという事。なんとなく30~40人所帯だと想像していたが、名簿を見る感じでは60人近くいた模様。歴史が浅い団の割には随分と大きく活動しているのだなと。演奏自体はダイナミクスの幅が尋常じゃないのでやはり迫力を感じる。木管群も繊細さというよりは迫力重視のイメージ。荒々しいけれど、圧倒されるには充分だなと。やった事のある曲が数曲あって、自分が演奏した事のある点では木管低音に目が行く。体の動きで「どんな風に吹いてるんだろう」、「あぁ私と違うなぁ」と。ぐぐっと踏ん張ったりされるポイントが考えに合ったりすると興奮してしまった。「魅せる」音楽、楽しませてくれる事がかなり多くて、会場全体で笑ったり出来ちゃう処が良かったかな。若いバンドで、といっても私がよく知っている若いバンドとも違う。なんとなく、凄い苦労しているような。何かと悪戦苦闘しているような。行って良かったなぁと思って帰ってきた。 …淡白な感想日記に続きまして。coconut'zのかずゆきお兄さまから別件の連絡と共に「定期演奏会がある」という連絡を頂きました。この時点で下記のわんこそば大会があったり、夕方からは練習が入っている事で「予定があって行けない」とお断りさせて頂いたのですが、ひょんな事からわんこそばの日程は大幅に早まり、練習の時間が未確定。これは調整すれば行けるんじゃないのかと調整した結果、練習をずらして頂きまして行ける事になりました。ええと余談ですが、演奏会を見た後、練習の為に盛岡に戻ってくる事も考えていたのです。週半ばには行く事にしていたものの連絡するまでもないなと。「行くって言った?」と聞かれて「ほら、ヘンに緊張されたり張り切られたりしてもなんだから…」と言ったら「うちらが行ったぐらいで緊張するような人達じゃないよ」と言われてしまいましたが。着席した時点(私だけ席を立った時)でエミちゃんには見つかったようで、声を掛けられました。そして開演。出演者がステージに登場する度に「気づかれた?目が合った?」みたいな話はあったものの、1部の時は純粋に音楽に感動して、2部はそろそろバレてるんだろうと普通にげらげらと笑って堪能して、3部のスタート時にあれ、かずゆきさんと今目が合ったような…と隣と話をし、再度見たらワンテンポ遅れて気づかれたようで(だから多分目は合ってなかった)お辞儀をされた。珍しくアンケートも記入してホールを出れば案の定お見送りがあって、普通に挨拶させて頂きました。とはいえ、一番最初に気づいて下さったのがたんさんだったとは意外でしたが。こんだけいい演奏姿を見せて頂ければ、普段アカペラで関わっている演奏も頷ける訳です。ここがこう、ああやっていた、などなど話せば「普段のあの人じゃん」って話で。とはいえアカペラ関係者の演奏会ってのはきっかけに過ぎなくて、これを機に秋田の吹奏楽の演奏を体感出来たのは良かった。中学の時に(何故か)何度も何度も「吹奏楽を本気でやるなら秋田に目を向けなさい」と言われていましたが、やっと。会う度に私(が、アレンジしていて、楽器もしていると知っているだろう)に説教して下さる方が居て、「なんで岩手の人達はこーゆー事しないんでしょうね、岩手と秋田の違いはそこ」と毎度言われますが、確かにそれなんです。その表現力は歌でも楽器でも変わらない部分。歌でも楽器でも同じ。そもそも、取り組み方自体が違う。ため息をつくのです。尚、アカペラ人には有名なお三方の演奏についてはここでは触れない事に。それぞれがそれぞれに素晴らしかったのは確かですから。んーと、更に余談ですが、見たいもの、聞きたいものがあって、私は今も昔もなんとかして(ある意味自力で)実現して来ているだけの事ですが、(無理な事はちゃんと諦めたし)それをずるいと嫉妬されても困るのだよ(苦笑)私の中で、ちょっとだけ困った事が起きております。 PR