ライブハウス「多作」②~感想等 a cappella 2006年11月27日 という訳で多作ライブ「A Cappe♪Ring vol.2 -togetherness-」の感想など。 多作のマネージャーさんが大手のライブに出演していた、もしくはサークルを通して「発掘」されたグループが出演するライブという事で、どこも個性ある、普段では見られないようなライブ展開だった。○スガバンド男3女3の混声6。仙台デルムンド所属のバンド…唯一見た事のある「知っている」バンドさん。と言っても、私がまともに見たのは先日のジャズフェスのみだが。しかも前日までジャズフェスのビデオ編集をしていたので、耳はリアルタイム状況。その印象が結構大きい中で聴いた訳ですが。ジャズフェスの時は、上手いけど音が気になるなぁと思ってたけど今回はそんな事なし。まずはステージ登場時の堂々な雰囲気。本人達の自信たっぷりの顔に違わず全体的に安定したライブだった。下パートの方々が高性能なので、上の人達の自由度はかなり高かった。高音の当たりもいい。パーカスとベースの組み合わせがキレイだから編成もたっぷり生かせるんだろう。ライブ展開も良かったし、会場を巻き込んだ手パチも良かったし。前にそらちゃんにあちゃさんのリズムの乗り方がいいと聞いていたけど、しあわせもあこがれもでのあちゃさんの手は気持ちよくヒラヒラしていた。音取りはキーボードにて。○よんくみ長野県佐久市で活動する、イメージは「歌って踊るグループ」。上州あかぺら市場で発掘されて来たのだそうだ。揃いのカラフルなTシャツで登場。男3女5だが編成はLFにかなり近い。登場時はかなり背の高い男性リーダーがセンターで、ちょっと驚いた。緊張なのか?真顔で踊る歌う、かなり動く。歌って踊れるグループはよくよく知ったとこがあるのと、ライブ展開とアレンジの内容(音の使い方)含み、正直、個人的には合わなかったなぁというのは多少あったけど、盛り上げ方とかは尋常じゃないと思う。特に女性リードの歌、進め方、盛り上げ方は目を見張るものありだった。アレンジは自分達でやってるのかなぁ…不思議な音使うんだなぁと。あとリードがちょっと聞こえ難かった。コーラスの方がでっかいというか。最後の曲は会場全員にフリ強制(笑)があって、いい盛り上がり方してました。こういう作りがあるんだなー。音取りはピッチパイプで、みんなで音取り。○トコヤ曲に陶酔して眩暈を起こしたのは久しぶりだ。「関東代表」と自負するのも問題なし、高いレベルの音楽だった。男4女2の混声6。「自分達の歌が歌いたい」とオリジナルをこんなにも当たり前に演奏するんだなと思って。実に堂々、動きも音楽も自由だった。感想を全部は説明出来ないので部分ピックアップ。ねちっこくて深いBass…クセがあって凄く好みだ。パーカスが打ち込みチック…音一つ一つが繊細?あんな音が出るんだね。歌うように鳴らしてた。女声コーラスが明らかに女声のままでマッチ。踊る、とゆーか、体の動きも音楽も「当たり前」なものだった。うえぇぇ、凄かった。前説が長くなった看板曲、音取りがピッチパイプと違う音で鳴ってた。「こんな音で歌っちゃうんだ!?」と思ったが、案の定不思議な音のまま曲は進んでいく。サビに入っても直らなくて、「おっ、LeadとBassで調整するんだ!凄いな!!」と思ったがやっぱり直らなかった。全員、微妙な顔してると思ってたが、さすがに曲が途中で止まった。今まで初めての事だと言いながらやり直していた(苦笑)音取りはそれぞれで、必要な人はピッチパイプから、その音から更に取る人も居た。さりげなさが凄くカッコイイ…が、それ故の上記の事故だったりもする。難しい。今回得てきて言えるのは単純に「自信」なんだろう。いい歌が歌えるから自信がある、体が自由に動く、表現力が上がる。自分に言えるのは、覚えてないから(忘れるから)、完璧じゃないからやってる音楽が気になる、周りが気になる、落ち着かないという構図。自分が出来てないから周りに言えないし。あと、下パートが高性能であれば…というのは否めない。やっぱ土台なんだね。見てきたものの凄さを語るより、じゃあ自分はどうしたら良いのかという話。どんなに凄いものを見ても、見たのは私だけ…目で見た凄さの理解はやはりしてもらえないからね。 PR