集客にあたり music 2008年08月09日 昨日、チケットの売れ方の話をしておりました。チケットノルマが存在して、普通に買ってくれて来てくれたらそれが一番良いと思います。売る方も助かるし、それで来てくれて良ければ満足してもらえたら幸せだなと。例えばノルマが存在するにも関わらず売り捌く事が出来ず、チケット代は良いから来てなんてのも、少々自虐的ですがまぁいいと思います。案外その人も実は買ってくれたんではないかなと思うと残念ではありますが。(買ってでも来てくれる時にまで全てあげる事もない気がします)逆に「買ってくれるよね」と売りつけるのはなんですが、それでも買ってくれて来てくれる人は素敵な人だと思います。それでいて楽しんで行ってくれればこの上なし。でも、売りつけられて結果行かないのは非常に無駄。どうせ買っちゃったならせっかくだから楽しんで欲しいと、普段イベントをやる側としてはそう思う訳で。集客(金銭)が賄えればそれで良い訳ではなくて、チケットが売れたのに人が入っていないのでは訳がわからない。むかーしむかし(約10年前)ホールって有料無料の扱いで借りる料金が変わるのもあって、無料のイベントを開いたところ、余り入りが良くなくて、「お金払って来てもらわないとダメだよ」という指摘もされました。チケット買っちゃったら来ざるを得ないという話で。でもね、私的にはそれは結局集客方法と、演る側としての集客力の弱さでしかなかっただけで、別に無料だったから来なかったなんて思ってないのです。心構えが足りなかったり、趣旨が伝えられないのではお呼び出来ませんから。 現在では、来るか来ないかはそれぞれの自由として、開く側への誠意という意味でもまずは宣伝を心掛けます(忙しさやらで不足はしますがだから「知らなかった」なんて言わないでね。不特定大多数への連絡はどうしても不足感はありますが。来て欲しい場合は直接声も掛けてみます。でも毎度そうだとお世話掛けるので時と場合を選んで。そうやって呼んだからには更なる誠意を持って本番に臨みます。(別にそうじゃない場合に誠意がない訳ではありません)力を入れている→だからおいで頂きたいという事です。…面倒になってきたのでこの辺にします。出来れば内容に見合った金額であっていたいし、(場所によっては設定料金の関係でそうもいきません)無料だから来なくてもしょうがない&呼ばなくても良いという訳でもないし、逆にこっちで持ってもいいからあなたに魅せたいという場合はそれでも良いかなと思うんです。自分らだけ楽しかった、失敗したでもないし、「失敗した」と言ってると「そんなもん他人様に聞かせるな」と言う人も居るし。良く良く分かってる人が、終わった途端怪訝そうな顔をしている私に「また悩んでるでしょ」と声を掛けてきますが、イベントを開いている方が居て、自分らを呼んで下さって、せっかく来て下さるお客様に対して(出来は置いておいて)不満足な演奏では辛いのです。そういう意味で思い悩むのは良い事だと思いますが…。何故そこを考えるなと止めるのでしょう。色んな場所でやっている関係で、1回の失敗はどうしても命取りだと思います。「今日はたまたま」と思って下されば幸せですが、一期一会で二度と見ない人も居ると思うと、やっぱり誠意をもって臨みたい。良い演奏をするつもりだから来て欲しいというスタンスはあって当然。それこそ見せられないようなものを人前でやるんじゃないって話なんですな。 PR