記憶 life 2007年06月25日 どんな関係であれ、記憶が覚束なくなった時により覚えていられる人は、それこそより近い人だよなぁと思う。大体は伴侶(夫・妻)、子、親。それと子の嫁とか、孫。家族より友人関係の方が大事だった人はきっと親友、仲間。忘れたくなくてもきっと覚えていられないかもしれない。近い人ほどギリギリ覚えていられる。祖母が弱ってからかなり経った。入院して、転院して、老人ホーム入居。伯母様が用意した「面会メモ」を作ってから大体1年。※いつ、誰が来たかを書き込んでもらう、最近は様子やらメッセージ。みんな「今日もしゃべらない」と書いていく。そしてしゃべらせる努力をする。調子がいいとしゃべる。昨日はかすれ声で息子(私の父)の名を呼んだ。母や私はわからなかったようだが、父の名を呼んだだけでも「良かった良かった」と帰ってきてしまうのもどうかなと少々思いつつ、それだけでも良かった良かった。祖母には身内にはわからない秘密がある。入院していた頃は医者や看護師には「はい」ときちんと返事するらしい。何も食べない割には口の周りにプリンが残っていた。きっとホームの職員さん達は知っている事も多いだろう(笑) PR