演奏の感想 a cappella 2006年09月11日 ジャズフェスではア・カペラだけに限らず色々見たり出来ました。(そろそろ元)楽器吹きとしては管楽器にも目が行きますし、歩いていると演奏をしていると思えばとんでもないものも見れたりする訳で。中には三味線やオカリナなど、自分的には意外な演奏を目の当たりに出来ました。それが仙台、宮城だけに限らず全国各地から集まって、一応は審査で来ているとなれば、ふと惹かれる演奏にも出会う訳です。色んなバンドが聞けました。何度か席を外していますが、比較的ポイントを押さえて聞けたのかも。今回のア・カペラを総括して率直且つ浅い見解としてはアレンジ(使っている楽譜)が違う。マイクの使い方、PA操作が違う。発声が違う。どちらが良いという事でもない事もありますが、この差はあると思う。アレンジは、技能的に厚みを出せず進行力を失うとして私が避ける音形が仙台バンドでは多様されている気がします。恐らく既製譜だからこういう音形が多く使われているのかもしれませんが、それでもちゃんと進行力を持って演奏出来るのは技能の差なんでしょう。マイクとPAは、マイクをこう使えばこう音が入って、ミキサーをこう操作すればこういう音になるという流れが当たり前なのかも。PA屋さんもわかって作ってるんだろうし。そもそも身近でマイクが上手く使われている人を見た事ない。いや、身近な上手い人でもまだまだいい音の入れ方があると言える程、使い方の差がある。発声は、もはや県民性や先人の指導の差となれば、修行に行くしか解決策はないとしても、基本レベルから差がある。合唱系の声、歌い方の人が多く、それがクラシック・現代的であっても、ポップスに生かされるってのは凄い。んじゃあそれが出来るように~なんては思わないけど、一応、一つのポイントとして残しておく。やろうと思って簡単に出来るなら、既に世界が変わってますもの。 ※「事実でも言い訳に聞こえそうな」本番に関して書くか書かないか(というより記事として残すのはどうか)を悩みましたが記録として残しておきます。良ければ読まないで頂いた方が良いかも。どう思われても仕方ありませんが、どうか悪く取らないで。中盤以降は焦っていたので不鮮明。不思議と緊張という事はなく、寧ろ暑さや喉の痛さとかそっちの方が心配だった。リハでPOP STARを歌ってしまったので「会場の反応はこんなもんかな」という実感をある程度得る。私だけパートがころころ変わる為(パーカスやる曲中でも歌うし)2本マイクを勧められるが、持ち間違えるより距離で差の方が早いので1本で行く事に。てらだくん曰く「怪しい人形」も早速確認。客を見下ろす空中ステージは、まともに動ける程足場はなく不思議な場所。♪1曲目「POP STAR」カウントは私がとるはずだったがおおかわ先生が取ってしまう(おや?)入りがちょっと遅いがイントロで一応安定。開始の合図が出た時点で時計を見忘れた為途中で時間を確認、演奏分から遡る。あまり人が居ないのに拍手を無理やり強要。珍しく踊るLFという事だが、準備が間に合わなかったのとメロに変則ゆえ演奏orフリどちらかが疎かに。一人でおっきく間違えた(恥)気づいたのは既に踊りきってから。先生のLeadが圧巻だった。感服。曲を終えた時点で汗が頭からボタボタと降ってきた…暑さで余裕がない。MCプランを考えていなかったので演奏しながら考えた事を適当に話始める。「たけちゃん、仙台凱旋公演」と勝手に銘打つ。♪2曲目「PREASE MR. POSTMAN」言ったそばからマイクの距離がうっかり近い。ここじゃんってとこでchorusアイキャッチ…目ぇ合うの久々だな。MCプラン終了(汗)無駄話を言い切る。♪3曲目「CAT'S EYE」みんなカッコよく決まったものの、私は開始前に飲んでいたアク○リアスの酸味戻りに、してやられる。まだあるのにうっかりストップの手つきを…誰か止まった?Soloでは覚えたての無声。パーカス原本はかずゆき兄さんで、こんなに早い曲で技量のない私は隙間が取れず、仕方なしにノンブレスでやってる部分がある。残り1小節で息尽き(爆)ちょっと誤魔化す。色々お勉強させてくれたアヒルさん、かずゆきさん、とまきさんに感謝するばかり。盛り上がったが事実上、サビで加速気味。バテてMCをカナさん、そらちゃんにバトンタッチ。一旦ブレイクで衣裳やジャズフェスについて話す。嘘つきが2名。♪4曲目「my sweet darlin'」高音が出そうな予感がしたものの嘘。裏声ゾーンで(気分的に)梯子から飛び立とうとしたが足がつっかかった感じ。上がりきれず音外れ。ハモはカナの勢いが凄かった。こちらもサビで加速、ダイナミクス完全忘失で期待外れ。「時間がない」事に気づき、カナさんに伝える。この後の私は終始時計を見ている。♪5曲目「色彩のブルース」タイトルコールしたらざわめきが聞こえた…有名な曲ですか?周知の通り、巻きで歌いジャズもへったくれもない。PAの関係でたけちゃんのせっかくの1発がぼこっと聞こえなかったのが残念。ベルトーンが飛んでくる感触を得た。更に巻き…かなりMCが適当になってきた。♪6曲目「おらぁ東京さ行ぐだ」ちょっと慌て過ぎて歌い直し(-_-;また先生Leadが光る…今日の先生はステキだ。爆笑を確認。あうー、時間がないよ。オリジナルは語る事無くコピー曲気分でスタート。♪7曲目「モルト」単純に「練習不足」。とはいえ心配されたリズム全員不一致は共通理解の「謎の暗号」で一応の解決。何箇所か乱れ、私も練習で間違っていた処は本番でも間違えた。Bassにメロディを入れて、念願のたけLeadに隣で聴いていてうっとりする。最後でまた乱れ、焦ってアタック…無事着地。あの勢いのままダイナミクス兼ねノンブレスで4小節はキツイなぁ。まだ10分近くあるのに何故かサイドから「演奏5分前」の札が出て焦る。単純に「ふらっと出てしまった」だけの模様。許すまじ。残り時間ギリギリ。終わろうとする処に忘れてたメンバー紹介。「爽やかに終わりましょう」と称しうっかり曲名を言い忘れる。♪8曲目「初花凛々」イントロで少し名残惜しくなった。前perc.やった時は歌わなかった部分も今回はやり、響いてるか!?と気持ちよく歌えた。MCは最後までカミカミだった。あと身体が動き過ぎ。あちこちでも書いた通りかなりのミス量にも関わらず、うっかり手応えを感じて騙される。予定よりうまく行ったが、失敗作だ。 PR